2050年、太陽光発電システム主力電源化!

2020.06.30
コラム

2050年、太陽光発電システム主力電源化!

2050年、太陽光発電システム主力電源化!

太陽光の力で発電するクリーンエネルギーの代名詞、太陽光発電
1990年代に普及が始まり今日に至るまで、国は導入推進を続けています。

火力発電に代わり自然の力で発電するこのシステムですが、今現在、日本にどれだけ設置されているかご存知でしょうか。

 

2050年に向けた導入目標

国内の太陽光発電関連メーカーや販売会社、設備業者が集う一般社団法人「太陽光発電協会」は、
5月に2050年に向けた導入目標を発表しました。
タイトルは「太陽光発電の主力電源化への道筋」です。

2018年に6%であった電源の構成率を、2050年に5倍の30%を目指すとする指標です。
ここに最新の太陽光発電の導入データが掲載されています。

現在の日本における太陽光発電システムの普及度

このデータを見ていくと、住宅用の太陽光発電は、ここ7年間だけで見てもしっかりと増加傾向にあり、
2019年時点で累計11ギガワットが導入されたことが判ります。

一方で、産業用でも年々増加の一途で、累計42ギガワットとなっています。

合計では約53ギガワットが国内に導入された太陽光発電システムの累計容量となります。

ただ、ギガワットと言ってもピンと来ません。
一つ例を挙げると、住宅用の太陽光パネルの平均出力は約4〜6キロワットと言われています。

ということは、400〜600万キロワット(4〜6ギガワット)であれば、住宅用パネルの100〜150万世帯分の出力ということになります。

53ギガワットであれば、その9〜13倍なので、単純計算でおよそ1,000〜2,000万世帯が太陽光発電をつけ出力した数字と同等になります。

もちろん、これら53ギガワットの太陽光発電システムの発電エネルギーの全てが住宅の電力として使用されるわけではありません。

電力会社に売電されず、自家消費、宅内で消費する電力としての役割も大いにあるのですが、確実に電源構成の内で太陽光発電の割合は増えていると言えます。

 

まとめ

現状、日本の電源構成比率は、天然ガス・石油・石炭火力が最も高いですが、
それらに太陽光発電が変わるための取り組みが業界を上げて進められています。

住宅向け太陽光発電の販売会社として、この動きを前向きに受け止め、
共に政府の掲げるCO2削減目標達成に向け歩みたいと思います。

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