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太陽光発電 + EV = 夢のエコシステム 実現はもうすぐそこ!?(前編)

2023.05.24
コラム

太陽光発電 + EV = 夢のエコシステム 実現はもうすぐそこ!?(前編)

注目集まるEV

EV(Electric Vehicle = 電気自動車)のイメージ

太陽光発電のプロフェッショナルを自認する私たちが今、一番熱い視線を注いでいるのは、EV(Electric Vehicle = 電気自動車)です。
自動車という移動の手段であることに加え、太陽光発電で得た電気をプールしておくバッテリーとしても活用可能なEVは「走る大容量の蓄電池」であり、万一の災害時には家族を守る電源としても使うこともできる。太陽光とEVのセットなら、本当にいい事づくしのエコシステムが実現可能になるからです。

日本国内のEV普及は・・

しかしながら、諸外国と比べて、日本国内の乗用車全体に占めるEVの割合は2%未満と、まだまだ低いのが実情。理由は様々ですが、

  1. 航続距離の短さ + 充電スポット不足
  2. 購入時の価格

この2点がまず課題として上がるのではないでしょうか。

1)航続距離の短さ + 充電スポット不足

航続距離とは、一回の燃料補給で走行できる距離のこと。

  • EVは1回の充電で 約200~600km
  • ガソリン車は一回の給油で 約600km〜
  • ハイブリッドカー(HV)は約1,000km

このように、EVの航続距離はその他の車種と比べると(現時点では)「短い」という評価も致し方ないようです。

かつ、充電スポットの拡充も発展途上です。
人口の多いエリアでは徐々に増えつつありますが、地方によって大きな差があります。
航続距離の短いEVでは常に残量が気になる、心配だ、という声が根強いのは、この「充電スポット不足」へのシビアな反応と言えそうです。

2)購入時の価格

ガソリン車が(軽自動車であれば)100万円代から購入可能なのに比べ、EVは300万円以上が中心。搭載しているバッテリー(リチウムイオン電気)が高額で販売価格にも影響しています。
世界で累計60万台を超える販売実績があり、5ドアハッチバック型のEVである日産「リーフ」は、ベースグレードの「X」でも車両販売価格は 4,081,000円(※2023年情報)と、ガソリン車と比べてまだまだ高価です。

EVの現在地点

これらを踏まえると「EVは魅力的だが、購入はまだまだ現実的でない」というのが、少し前まで消費者の率直的な感想だったのではないでしょうか。
ところが、以上の表面的なデメリットを覆して、驚異的に売れているEVがあるのです。
後編へ続く

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